
引き寄せの法則やってみようかなーと思ってこのページに辿り着いた引き寄せ初心者の貴方に一つだけ伝えたい。
『奴らに常識は通用しない。』
どういうことかって言うと。
例えば、彼女が欲しくて「優しくて美人な女性に出会いたい!」って引き寄せしたとするじゃないですか。
で、実際にそういう女性が現れたと。
でも、既婚者で自分には見向きもしませんでした、と。
当然、いやいや話が違うぞよ、となりますよね。俺は片思いなんて望んでないぞ、と。
でも、向こうからしたら、「言われた事はやりましたけど?(鼻ホジ)」ってことなんですよ。
もうね、完全にリーガル系の海外ドラマと同じノリ。
ああ言ったけど、こうは言わなかったないじゃない?(眼鏡クイッ)って。
「貴方の望み通り、優しくて美人な女性に出会いましたよね?貴方、『シングルの人』とか『俺を好きになって、彼女になってくれる人』とか言いませんでしたよね?じゃあ、私、そのジョブ、ダーン(done)ですよね?」って。
だから、引き寄せマスターになるには、敏腕弁護士よろしく、抜け穴をね、もう穴という穴を塞ぐ能力が必要とされるわけなんですよ。
で、脇が甘いとどうなるのか。億山家の実例をご紹介します。
私達の屍を越えて幸せになって欲しい。
残念な引き寄せ①:お金を拾いたい!と散歩した結果
私は独身だった頃に引き寄せの法則を始めてたんですが、億夫さんは結婚後。
私の実家に二人で帰省した時、本棚にあった『The Secret』を読んだのがきっかけでした。
その頃の彼は結構テンションが高くて。私が成功体験をちらほら話したこともあり。
それで、ある日の夕食後、突然「お金拾いに行こう!」って言い出した。道に落ちてるお金を引き寄せに行くぞ、と。
私の方も、まぁ食後のお散歩がてら良いかなーと思いまして。
お金拾っても警察に届けないといけないから自分の物にはならないんですけどね。
まぁこれも実験だっつって、機嫌良く二人で近所を散歩してたわけ。
そいで、落ちてる物に駆け寄っては、「なーんだ、古美術買取のチラシかー。紛らわしいなぁ、てっきり一万円札かと思ったー。」とか言って、5、6回それ繰り返して終わった。
閑静な住宅街の道端にそんなしょっちゅう諭吉なんか潜んでないですからね。
でも、懲りずにそれを何日か繰り返したわけです。
「いやー、3丁目に落ちてたチラシは惜しかったよねー。色といい、形といい、ツヤといい、完全に一万円札だったよねー。」とか言いつつ。
したら、ある日、億夫さんが「あっ!」って立ち止まったの。
それで突然、近くの自販機に走って行って、お釣り出てくる所をガチャガチャやってて。
私は訳分かんなくて、えっ?何?!ってなってたら、億夫さんが「お金拾ったー!!」って。
で、渡されたのがコレ。

最高額の謝礼もらえても2円、最低額だと0.5円ですよ。そんな硬貨ねぇし。
いや、でも当時は、すごい!ってなりました。
彼曰く、なぜか急に、そこにお金があるって思ったらしくて。
「すごーい!さすが億夫さん!天才!サイキック!」って、散々褒め称えたよね。良き思い出です。
私達の実践したこの引き寄せ方法で確実に言えることは、『非効率』ということ。
皆様におかれましては、別の方法をお勧め致します。
残念な引き寄せ②:福袋の中身
TANGLE TEEZERというヘアブラシをご存知でしょうか。
イギリス発のコロンとしたハンディなブラシです。
良い評判を聞いて、楽天の公式ショップを覗いてみたんですよ。
そしたら、ちょうどお正月の時期だったから福袋が売ってて。お買い得なんだけど、色とかは選べないやつ。
しめしめ、こりゃ引き寄せの出番だぞ、と思いましてね。
ちなみに、その色のラインナップ、イギリスならではと言うか、派手な色が多かったんですよ。
同じくイギリス発のダイソンを思い浮かべて頂くと、あ〜、ああいう感じねって分かって貰えると思うんですが。
結構ガチでカラフルな感じじゃないですか。私はそれが嫌でね。身の回りのものはモノトーンで揃えたいタイプ。
本当は白が良かったんだけど、そもそも白なかった。だから、「じゃあ黒来い!」と。引き寄せながらポチったわけです。
で、送られてきたのがコチラ。

見事にモノトーン引き寄せました。基本、黒ではあるけど、だいたい白で…って。
でもこれじゃなかった。スターウォーズ嫌いじゃないけど、そこの白いとこお気遣い不要だった。
むしろ黒一色が良かった。なんだったらもうショッキングピンクとかキティちゃんで良かった。
選択肢中まさかの最下位を引き寄せました。
私のように「特にスターウォーズファンではない。スターウォーズのヘアブラシはいらない。」という皆様におかれましては、引き寄せの際に「スターウォーズじゃないやつ」の一言をお忘れ無きよう、お勧め致します。
残念な引き寄せ③:短期間で劇的に痩せたいと望んだ結果
これはちょっと笑えないお話。私が独身時代の話です。
その頃、女性が多い職場で働いてたんですけど、まぁ皆様、美女揃いでスタイルも抜群で。
私も触発されたわけです。ダイエットしようと。
「めっちゃ痩せたい!しかも短期間で!」と引き寄せを開始しました。「方法は任せる。」と。
これがいけなかった。
それからしばらくして、食中毒で入院しました。
結果的に、確か一週間で6kgくらい痩せたかな。
痩せる引き寄せは成功したけど、会社休んで迷惑かけて、医療費もかかるわで散々でした。
退院して出勤したら、「痩せて綺麗になったねー!」じゃなくて、「あらー、富田さん(旧姓)、やつれちゃって!可哀想に!大丈夫?!」って口々に。
思ってたんと違う。こんなはずじゃなかった。
良い会社で、上司や同僚も皆良い人達だったのが救いでした。
でもね、よく考えたら、短期間で劇的に痩せるなんて、病気が一番手っ取り早いわけで。
方法がお任せだと、そうなってもおかしくない。
なので、皆様におかれましては、ダイエットの引き寄せをする際は必ず「健康的に」を付け加えて頂きますよう、強くお勧め致します。
ちなみに、私はこれに懲りて「健康的にダイエットを頑張って成功させられるだけの強烈でポジティブ(幸せ)な理由が欲しい。」と願ったら、とあるイベントが発生して、かなりの減量に成功しました。(そのイベントが終わったら急激にリバウンドして体重戻った。)
引き寄せマスターへの道
以上のように、引き寄せは正しく望むことが大事です。
でも、あまりに詳細に決めすぎてしまうと、叶うのに膨大な時間がかかるから、そのバランスが難しい。
なんか、これってインターネット検索と似てますね。
何か特定の情報を得たい時、入力した単語がざっくりし過ぎてると、全然見当違いの結果が出てきたりするじゃないですか。それで、探してる情報になかなか辿り着けなかったりする。
とはいえ、あまりに長くて詳し過ぎる文章で入力しても、これまた出てこなかったりする。
欲しい情報に対して、どんな単語をどの程度入れていくか。
それを自在に操る者こそが、真の検索マスター、もとい、引き寄せマスター。
何にせよ、皆様におかれましては、私どものような失敗をなさりませんよう、ご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
それでは、ごきげんよう。