理想のパートナーを引き寄せる(1) 〜アラサーで地味で受け身な私が夫を得た方法〜

私は、引き寄せの法則を使って理想の相手と出会いました。物理的に証明はできませんが、私はそう信じています。引き寄せの法則とは、大雑把に言うと、自分が望んだものは手に入るというもの。ご存知の方も多くいらっしゃると思います。時代や国を超えて様々な本が出版されていますし、諸説ありますので詳しい説明は省きます。この記事では、引き寄せの法則を使った私の婚活体験をご紹介します。婚活中の方のご参考になれば幸いです。

引き寄せの法則との出会い

私は『ザ・シークレット』という本を読んで、引き寄せの法則を知りました。

その本では、「求めるものをリアルに想像して、実際にもう手に入れたという感覚に浸る。その後はそれに執着せず、愛と感謝でただ手に入るのを待つ」という方法が紹介されていました。想像より遥かに非科学的な話だと思ったけど、私は信じました。というのも、私は子供の頃、自由に発熱できたのですが(主にマラソンの授業を休む為にやってた)、引き寄せの法則が本当にあるなら説明がつく気がしたからです。

当時、私の家族には喧嘩が多く、家に居るのが精神的に苦痛だったため、呼ばれても聞こえないほど読書に没頭したり、妄想に浸ったりして現実逃避していました。感覚として、自分は本や妄想の中に実在しました。その過程を応用して発熱させていました。それが『ザ・シークレット』に書かれた引き寄せの方法に酷似したプロセスでした。

また、宿題で書いた将来の自分の妄想作文が大人になって現実になったこともありました。自分では到底コントロール出来ないような、例えば、出会う人達の名前まで同じでした。引き寄せの法則を知れば知るほど、今まで私に起きた数々の不思議な偶然に説明がつきました。

私が夫を引き寄せる時にした事

その後、私は引き寄せの法則を使って多くの物を得ました。その中でも一番の成果と言えるのが、夫です。私は彼に会う数年前、理想のパートナーを紙に書いて注文しました。下記は、個人情報以外は手書き原文そのまま。いくつか同じ項目を繰り返し書いてるけど、たぶん大事なことは2回言う的アレです。思いつくままに書いたので、文法とか変な所もあるけどご容赦下さい。

理想の彼氏(夫)

平成〇年〇月〇日

住所:〇〇県〇〇市〇〇町〇〇丁目〇〇番地 名前:〇〇 〇〇(本名) 生年月日:〇〇年〇月〇日生 基本的に価値観が一緒の人。 誠実さ、寛大さ、動物愛護、子育ての能力と関心、野心レベル、道徳観、心理的な人としての賢さ、合理的すぎず情に厚いが行き過ぎない。打算的でない。相手の外見を悪く言わない。男尊女卑じゃない。レディーファースト。色々なことを適当な深さで賢く考えられて、自分の意見をちゃんと持っているけど、人にそれを押しつけず 他人の意見を受け入れられる人。けなさない。一緒に楽しむことができて、ちゃんと話を聞いて、のみこんだ上で返してくれる。コミュニケーション能力があって、マザコン・シスコンじゃなくて、大人で頼れる人。良き相談相手になってくれて、感情的に健康で、感情的にならずに争いや問題を解決する能力がある。神経質じゃない。依存しない人。男らしくて責任感があって頭が切れる人。一番に私の味方でいてくれる人。意志が強くて、有言実行で、自分を律して努力できる人。純粋で、余計なことを人に話さないが、ある程度はオープンマインドな人。Hに関する考え方が同じ人。一途で、大事にしてくれて、情熱的で、愛情表現してくれる人。真面目で、ユーモアがあって、長男っぽい感じ。受容力があって、そのままでいいって言ってくれる人で、支配・コントロールを強要しない。生活力があって、お金持ちで、家族を養う責任感がある。体の相性が合って、その欲求の強さも同じくらいの人。私にとって何が一番いいか考えてくれる人。私を一番に考えてくれて、ケアしてくれる優しさや気遣いがある人。暴力をふるわない、ギャンブルや浮気をしない。風俗ぐせがない人。私の好みな感じで整った顔で、清潔感があって、普通におしゃれで、体格がいい人。ある程度は落ちついていて、雰囲気がある人。育った家庭環境が良くて、家族と健康的に度が過ぎない程度に仲が良いが、もし家族と私が合わなかった場合でも、私に色々とそのことで要求して辛い思いをさせず、私の方を取ってくれる人。一緒にいて、負担がかかって疲れない人。日本語ができる人。体臭のない人。色々なことのレベルが高くて、(能力)でも、そのことで人を見下したりしない。私にとって完璧な人で、自分も頑張ろうと思わせてくれる。尊敬できて、尽くし尽くされる関係になれる人。未婚・子供なし。私の気持ちを理解して尊重してくれる人。頭がいい。すごいと思える人。私の嫌がることはしない。ロリコンとか変な性癖がなく、犯罪とかも無縁の人。尊敬できる人。

億夫さんは、数項目を除いて全ての条件にぴったり当てはまっています。そして、当てはまっていない数項目も、これから満たす可能性があります。もちろん、一般的に見てではなく、私から見ての話です。他の女性が彼と会っても、同じように感じるとは限りません。それでも、これだけの条件をほぼ全て満たす相手に交際を申し込まれて結婚するのは、かなりの確率ではないでしょうか。 ということで、婚活中でこの注文書を書く気になった方がいらっしゃったら参考にして頂きたいことを書こうと思います。

『パートナー注文書』作成方法

作り方は、至ってシンプル。

  1. 紙と封筒を用意する。
  2. 作成日、自分の住所、名前、生年月日を書く。
  3. その下に自分の望むパートナーの特徴や条件を書く。
  4. 書き終わったら、封筒の表に宛名を書き、裏には自分の名前を書く。
  5. 紙を封筒に入れて、保管しておく。

たったこれだけです。 紙は便箋とかだと素敵なのかも知れませんが、私はたまたまその辺にあったA4のノートを破ったものに書きました。なので、多分なんでも良い。 宛名は、人ぞれぞれ信仰があると思うので一概に言えませんが、こだわりがなければ「神様」が無難かと思います。ちなみに、私は当時たまたま英語を勉強してたので「God」でした。(今見ると恥ずかしい…。)

自分の心と向き合って、自分が本当に望むパートナーの特徴・条件を書いて下さい。なかなか思い浮かばない場合、過去の恋愛相手全員の好きだった所と嫌だった所をミックスさせると楽です。ダメになった恋愛も無駄じゃなかったと思えるかも知れないし。それって、引き寄せの法則の観点からすると「望まない経験を通して望むものを知る」というやつです。あと、親兄弟や知人、友人の好きな所と嫌いな所も使えます。

出来れば、異性親の特徴を冷静に分析し、内容を盛り込む事をオススメします。無意識的に自分の異性親と似たタイプをパートナーに選ぶ事って、結構よくあると思うんですよね。なので、異性親の短所だと思う部分を明確に把握して書いておくことで、その短所がない人を選べる可能性が高まり、リスク回避になります。(特に、私の周りでは男性が母親に似たタイプを選んでいる率がエグい。億夫さんも然り。)異性親と書きましたが、ゲイの方は父親、レズビアンの方は母親です。

引き寄せでは、ネガティブな言葉がNGだとよく聞きますが、私はこれを書くに当たっては微妙だと思っています。ご覧の通り、私の書いたものにもネガティブな言葉が使われています。もちろん、ポジティブな言葉に変換してしっくり来るならその方が良いです。でも、無理に変換して自分の中でピンとこない文章になってしまうと、効果が薄れるような気がしたんです。私はどうしても「男尊女卑じゃない」が譲れなかったので、「レディーファースト」という似たような言葉のポジティブバージョンも併記しました。

理想のパートナーが来るまでに

書き終わったら、それに固執せずに自分の人生を前向きに進めていくと良いです。

私も、書いた事は忘れて、独立するための資格を取りに学校へ行き始めました。そして、その近辺で億夫さんに出会いました。結局は専業主婦になったので、本来の目的としては学校へ行った事は無駄だったかも知れません。でも、それがなければ彼に出会っていなかったかも。だから、手紙を書いて理想の相手を注文した時点で、自分の知り得ない所で何かが動き始めていると信じて、楽しく生きることが大事だと思います。

また、「周りの男にロクなのがいない!」という発想は婚活の妨げです。引き寄せの法則の観点からすると、自分の周りに良い男(女)がいないと思っている時点で、その人の住む世界から良い男(女)は消えます。ぶっちゃけ、ロクな奴じゃないと思ってる人達を急に良い人だと思うのは難しいと思いますが、せめて「私は周りの男性(女性)の長所をまだ十分に見つけられていない」という考え方に変えていくことをオススメします。

あと、これは引き寄せの法則に反する可能性もありますが、理想のパートナーを待っている間に「自分の欠点の中で、相手が同じ欠点を持っていたら嫌だな〜と思う部分を改善する努力をする」というのもオススメしておきます。もちろん、必死になって自分の粗探しをする必要はありません。パートナーとお互いに足りない所を補い合える事も多々あるはずですから、完璧を目指す必要はないと思います。

でも、「夫婦(カップル)は似た者同士」や「類は友を呼ぶ」という摂理は無視できないと思います。「こんな人は嫌だ!」と思っていても、自分がそういう人間なら、そんな嫌な人がパートナーになる可能性があるということです。それに、完璧に理想通りの相手が現れたとして、果たして自分がその人に相応しい人間なのかという問題もあります。どちらにせよ、自分が欠点だと思っていた部分が改善されれば良い気分になって自信にも繋がり、魅力アップするのではないかと思います。さらに言えば、結果的に改善できなくても、自省して努力する姿勢があるだけで全然違います。無理せず、実験を楽しむ感覚で小さなことから試してみると良いかと思います。

(ただし、もともと自罰傾向が強い方はやり過ぎ厳禁です。むしろ、自分を責めるのはやめましょう。突き詰めて死にたくなるといけないので、気楽に待つが吉。)

ちなみに、私の書いたパートナー注文書の中で、「億夫さんに当てはまっていない事も数項目ある」と言いましたが、その数項目はまさに私自身がクリア出来ていない課題でもあります。

「この人かな?」/「この人じゃないかも?」と迷ったら

とにかく、すぐに相手を見限らないことを強くオススメします。本当は注文通りの人なのに、すぐにそうだと気付けない可能性があります。かと言って、自分のインスピレーションを完全に無視するのも良くないので難しいところではありますが、一緒にいて苦痛とかガチで嫌いじゃない限りは、安易に縁を潰さない方が良いです。その人が後に紹介してくれる友人や同僚が理想の人だという可能性もあります。

私達も最初から何か特別にピンと来たわけではありませんでした。ファーストコンタクトの印象はお互いに悪くなかったのですが、私の方は話していくうちに「なんか、この人チャラいっぽい?」と思うようになりました。実際は、口下手な私を楽しませようと、サービス精神で面白おかしく話してくれていただけだったのですが、コミュニケーション能力が未熟児並みの私はそれを見抜く事が出来ませんでした。私が本当に億夫さんを好きになったのは、じっくり深く話して、誠実な彼の内面を知ってからです。結婚した後に当てはまっていると判明した特徴すらありました。

今まで何度も真剣に付き合ったり別れたりを繰り返した方なんかは特に、慎重になるあまり、どうするべきか決めかねるかもしれません。あくまで私の個人的統計ではありますが、私には「運命的に縁のある人かどうか」の目安の一つにしていることがあります。

長くなったので、続きはまた次回。

お読み頂いた婚活中の方が素敵な人と出会えますように。